医学部入試の難易度が高い理由とは?

医学部入試の難易度が高い理由とは?

【学費値下げや、学費免除・奨学金制度などで一部大学の医学部人気に拍車!】

医学部に通いたいけど、高い学費がネックで、やむを得ず医学部に進むのを諦めた方が少なくないでしょう。
学費の問題で医師になる夢を手放すことが、たった一度の人生で、本当に就きたい仕事を諦めた事実として、心にいつまでもしこりとなって残ってしまいます。
そのようなことで、医師の道を閉ざすことがないよう、学費値下げを実施している大学があります。

 

例えば私大医学部の順天堂大学の場合、2019年度入学の学費総費用20,800,000円で、2008年度入試の際に、約900万円の値下げを行い話題になりました。
このことがきっかけで、各私大医学部の学費値下げがトレンドになってきて、私大医学部の学費の高さで、受験を断念する方の減少が期待できます。
要件を満たせば学費減免制度だけでなく、東京都・新潟県・千葉県・埼玉県・静岡県の自治体との提携による奨学金制度も利用できます。

 

同じく私大医学部の日本医科大学の場合、2019年度入学の学費総費用22,298,000円でした。
2018年度から、570万円値下げしたことにより、私立医学部人気トップ10に返り咲くことができました。
学費値下げが知名度アップに大きな宣伝となり、日本医科大学で、医師を目指したい方の増加に繋がっていくでしょう。

 

2021年度の私立大学医学部学費によると、国際医療福祉大学の場合、学費6年総額18,500,000円、初年度学費4,500,000円です。
慶応義塾大学の場合、学費6年総額22,040,000円、初年度学費3,840,000円、東京慈恵会医科大学の場合、学費6年総額22,500,000円、初年度学費3,500,000円です。

 

各大学が優秀な学生を集めるために、大幅な値下げをするようになったことで、サラリーマン家庭でも、私立大学の医学部医学科を目指せる学費になっています。
優秀な医師の卵を確保しようとする日本の緊迫した状況が、学費値下げの追い風になったとしても、決して大げさではありません。

【国公立大学の医学部は受験科目が多く、受験勉強の範囲が広い!】

これまで国公立大の入試はセンター試験と、2次試験の合計で選抜されてきました。
センター試験の得点率は、難関大学で90%以上、その他の大学でも、最低85%以上でなければ、合格は厳しかったです。

 

国公立大学一般入試は、センター試験の結果を見てから出願し、国公立大学の一般入試は、2次試験と呼ばれています。
合否はセンター試験の得点と、2次試験の合計点で判定されて、前期・中期・後期の最大3校を受験できます。

 

前期日程は募集人数が多く、必要科目も多くなり、中期日程は一部の公立大学のみ実施します。
後期日程は前期日程と比較して、大抵募集人員と必要科目が少なくなります。
前期で入学手続きすると、後期(中期)を受験しても、合否判定対象から外されるため、前期と後期(中期)の両方に合格してから、進学先を選択できません。

 

一般的に医学部受験は科目数が多く、出題範囲が広いため、学力によりますが、高3から受験勉強を始めても間に合わないです。
ましてや国公立大学ともなると、以前と変わらず、どの科目も一定の高い学力が求められます。
国公立大学のレベルの高さが、国公立医学部を目指す医学部受験生の悩みの種です。

 

できれば高2の終わりまでに、英語と数1A2Bを終わらせて、数3と理科1科目を、ある程度習得しているのが理想的です。
少なくとも高2の終わりまでに、英語と数1A2Bは、センター試験で、8割程度は取れる実力をつけておく必要があります。

 

医学部受験は、全教科の基礎を徹底的に固めることで、合格ラインに近づけられます。
科目間の実力の差が大きいのはNGで、得意科目があっても、苦手科目で点差をつけられてしまうと、医学部合格の可能性が著しく低くなってしまいます。
まず全教科バランス良く基礎力をつけて、どの教科も安定して、高い点数を取れるように学力を高めましょう。

【面接・小論文試験が実施されるので、その対策も必要!】

医学部受験の2次試験では、面接と小論文を受けることになり、医師の適性や思考、人間性などを総合的に判断されます。
医学部合格を左右するほど重要な科目であり、学力アップに力を注ぐあまり、面接や小論文の対策が疎かにならないよう、早めの対策が肝心です。

 

医師を志す者は、常に勉強を続けて研鑽を重ね、患者と真摯に向き合う人間性と、コミュニケーション能力が求められます。
それらを見抜く科目として、面接と小論文が打って付けで、受験時の学力だけでなく、勉強することが好きなのかを問われます。

 

更に医学にどんな考え方を持っているのか、自分の思考を確実に伝えることができるのかといった能力が、2次試験で試されます。
面接次第では、補欠の繰り上げが行われるケースもあるため、教科別の試験同様面接も重視すべきです。

 

受験生は、学力アップに必死になるあまり、面接対策を後回しにしがちですが、面接の場合、付け焼き刃で対応できる程安易ではありません。
日頃から自分の考えをしっかりとまとめ、言葉にして相手に伝える訓練が、面接を切り抜ける有効な手立てです。
入試直前ほど、不得意科目の強化に時間を取られてしまうので、面接対策は春から始めておくのが望ましいです。

 

小論文は、与えられた課題文やテーマについて論述しますが、単に国語の力を測るものではありません。
課題は良い医師とはといった、医療従事者としての意識を問うものや、逆に医療とは関係ないテーマも出題されて、人間のこと、はたまた自由について記述するものなど様々です。

 

いずれの場合も回答は、医師を目指す私はこう思うと、自分の考えを事実とともに述べましょう。
小論文の対応力は、一朝一夕で身につかず、日頃から文章に慣れる努力も、教科別の勉強と並行して行わなければなりません。

 

自分が書いたものは、自分では評価しづらいため、大阪の医学部予備校などで第三者の先生に読んでもらい、アドバイスを受けることで、客観的な視点からの改善策が見えてきます。
自分では良く書けている文章が、他の人から見たら案外的を射ていなかったりするため、小論文を担当する講師の協力で、文章の問題点を知ることも、医学部受験で大切です。


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